カキフライが無いなら来なかった。

本当は読んでる暇もないのだけれど。
ついつい勉強の合間に何度も開いてしまう。



文学すぎる戯言か。
お題のない大喜利か。


そう帯に書かれたこの本は。
せきしろ、又吉。
この二人の無修整の心を描いている。


わたしがこの本を手にとってきっかけは。
ピースの又吉さんを知っていたから。
彼が本を出したと聞いて。
読んでみたいと強く思ったから。


ファーストキスが太宰の命日。


そんな自由律俳句がいくつも続く。


思わず笑ってしまうもの。
思わず切なくなってしまうもの。


とくに好きなのがラストの2つ。


まだまだくすぶれる。
まだ何かに選ばれることを期待している。


それはあまりにもわかりすぎてしまう。
無修整すぎる心で。


もうおじさんと呼んでもいい。
自分より随分年上の二人を。
思わず抱きしめたくなった。